闘病,  闘病Diary

定期検診のスキャンザイエティ Scanxiety

  

またブログを書くことができずにいましたら

もう12月になってしまいました。

 

主人の術後の回復は順調なのですが、90日間安静にと言われるには

仕事が休めるからといって家でゴロゴロというのとはほど遠く、

首を動かせないので、日常生活でできないことが多く

まだ痛み止めがないとかなり痛みがあるようです。

食べ物は普通のものが食べられるようになりました。

首の動きだけが痛みで制限されています。

  

ということで、今までやってもらっていたことが全て私に回ってきています。

運転もできないので、自分の病院、主人の病院、娘たちのことなど

前にも書きましたが買い物やその他全てのこと、

それに加えて現在日本時間で仕事をしているので、

こちらの夜に仕事をしているので

昼間動いてしまうと寝る時間削られ、時には寝る時間が全くなくなりますが

去年はがん治療でお休みをたくさんいただきましたので、

そう簡単にお休みするわけにもいかず。

家族の介護でもらえるお休みはあるのですが、

現在のこのような世の中の状況で、さらに去年の長期の休みに関わらず

仕事がクビにならなかったのはとてもありがたいことなので

できるだけ休まずに。。と頑張っていますが

先週は通院が一日に誰かしらの予約で2件、3件あり、

それが四日連続となり

週末も娘の用事に付き合わなければいけなかったので

疲れが相当溜まってきました・・

わんこがやってきたので、さらに仕事が加わっていますが

ベイリーの癒しパワーにはみんなお世話になっているので

十分お世話の甲斐もあります。

  

 

気持ちは若いのですが、病み上がりの老体には確かにきついので

妹が送ってくれた黒にんにくがあったので

食べてみたら少しパワーが戻った気がしました。

  

ということで今週は、6ヶ月おきのMRIの予約ありまして、

本日行ってまいりました。

お昼に脳血管のことで神経科の受診があり、

その後30分ほど開けてMRIの予約だったので、

今日は効率よく自分の予約2つこなせると思っていたのですが

MRIが2時間遅れということで、今日は必要以上に待ち時間で疲れました。

MRIの機械はたくさんあるのですが、救急が入ると予約が押してしまうことが

以前にもありました。

私の場合は緊急性は全くないので、2時間でも3時間でも待ちますが、

食事も飲み物もMRIのために抜かなければいけなかったので

昨日の夕食以降何も食べておらず、2時の予約が4時になり

空腹に加えて喉が乾いて仕方なかったです。

待ち時間が長かったので、車で待っていました。

また感染者数も増えていますので、管理された病院とはいえ

できるだけリスクに近づかないように気をつけています。

終わった時には外は真っ暗になっていました。

夏時間が終わった現在は、テネシーでは5時半ごろには

もう真っ暗になってしまうので、1日中かかった感じが増します。

  

無事にMRIは終わったのですが、

今回、気持ちの面でいつもとだいぶ違いました。

寛解後の定期検診の時は不安になることが多い

とおっしゃっていたのですが、

私の場合は、特に前もって気持ちの変化はなかったので

大丈夫なのかな?と思っていましたが、

私の場合、それはMRIの機械に入った瞬間にやってきまして、

いつもはMRIは問題なくできるのですが、

手も足も固定されて狭い機械の中に入って行った時にパニック寸前になりました。

呼吸ができなくなり、あと一歩で手に握らされているボタンを押すところでした

なんとか無事に終えましたが、とにかく辛い45分間でした。

ああいう気持ちになったのは生まれて初めてだったと思います。

生きたまま棺桶に入れられたような感じから

このスキャンでまた何か見つかったら、という不安とで、

この状態で45分間もじっとしていなければならない、と思うと

冷や汗と動悸と、呼吸もしづらくなり、

過呼吸になった時のような感じになりました。

  

こんなことではいけないと、明るいことを考えて

目を開けないようにして、何か歌を頭の中で歌ってみたり

いろいろ試して少し楽になりました。

気が遠くなる寸前でした。

そして少し楽になったと思ったら、造影剤を入れる撮影に入り

技師の女性がマイクで造影剤が入ります、と伝えてくれたのですが

これも今回初めて、造影剤が入ると同時に

吐き気がして、口の中に唾液がぶわっと出てきて

耐えられるかどうか、寸前のところでなんとかこれも乗り越えましたが

今日は本当に踏んだり蹴ったりでした。

今考えると、造影剤のための点滴の管を入れた時から

少しおかしかった気もします。

やはり無意識に結果を危惧して不安になっているために

こういうことが起こったのでしょうか。

これが皆さんの言っているScanxietyだったのかもしれません。

造語ですが、定期検診のスキャン(scan)の不安(anxiety)ということで

この言葉をサポートグループではよく聞きます。

  

主人は閉所恐怖症なので、

MRIをする時にはリラックスする薬をもらってからでないとできないのですが

多分、次回は私もこれをお願いしないとだめかもしれないなと思いました。

この薬を使うと、帰りに運転ができないので付き添いについてきてもらわないといけなくなるのですが。。

  

今こちらは夜中ですが、MRIの結果はいつもは大体

翌日にはアプリに上がってくるので、明日には何かわかるのではないかと思います。

 

大腸は先月の内視鏡でクリアしているので、

今回のMRIは膵臓のIPMNの疑いのあるところ、

以前あった胆管の拡張、肝臓の状態を見るのが目的です。

IPMNの疑いの場所は、抗がん剤の副作用か何かであって、

今回のスキャンでは消えていて欲しいなと思います。

最悪でも、現状維持で大きくなっていないといいのですが。

血液検査の数値は肝酵素も通常の数値に戻っていますので

これを裏付ける結果となるといいなと思います。

次回はがんの再発転移を調べるための肺と腹部の方は

1月にCTの予約が入っています。

  

今年は去年に引き続き、個人的にも、そして世の中も大変な一年でした。

身近でコロナの犠牲になられてしまわれた方々も、

今も増えています。もうこれは早くおしまいにして欲しいです。

  

来年こそは、皆さんに良い年になるといいです。

  

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